水の安全性
日本の水道水は水道法で水質基準が定められています。国際的にみても日本の水道水は安全性が高く生活用水としては勿論、飲料水としても普通に利用されています。
一方、市販の飲料水やウォーターサーバーの水等は食品衛生法によって定められています。
水道 水質基準項目と基準値(50項目)
http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/suido/kijun/kijunchi.html
大阪府 食品衛生法に基づく水質基準(26項目)
http://www.pref.osaka.jp/chikikansen/kensaka/kijyun_syokueihou.html
水質基準という点では項目数も基準値も水道水の方が厳しい基準となっていて、市販の飲料水やウォーターサーバーの水等は水道水と比べてやや緩い基準となっています。基準値についてより詳しく知りたい方は上記のページを参照して頂くことして、ここではウォーターサーバーを選ぶ際にチェックしておきたい安全性にポイントを絞って話を進めていきたいと思います。
水の種類
RO水か天然水かで水質(ここでは安全性)は変わってきます。天然水の水質は水源や処理方法により様々ですが、RO水は不純物が除去され、限りなく純水に近い水です。衛生面・安全性を第一とする方はRO水を基準にウォーターサーバーを選んでいくと良さそうです。
採水地
RO水は基本的に採水地は直接関係ありません。天然水はというと水質は採水地・水源によって異なります。水道法の基準より緩いとは言え、食品衛生法の清涼飲料水の規格基準が適用される為、基本的には安全であると考えて良いでしょう。定期的に食品衛生法施工条例に基づく水質検査の結果をホームページ上で公開しているウォーターサーバー事業者もありますので、心配な方は情報公開に積極的な事業者を選ぶと良いかもしれません。
3.11東日本大震災に関連して放射能汚染の影響が気になる方もいらっしゃると思います。放射能汚染の影響については別項目で詳しく触れたいと思いますが、現在のところ出荷されている水製品からは放射性物質は検出されたという話は出ていません。
どうしても心配される方は西日本を水源とする天然水、またはRO水を選択すると安心できるのではないでしょうか。
ウォーターサーバー機器の安全性
ウォーターサーバー事業者から出荷された水が安全なものであっても、ウォーターサーバー機器の衛生面に問題があっては意味がありません。東京都生活文化局消費生活部の「ウォーターサーバーの安全性に関する調査」の中でも「ウォーターサーバーに設置する未開封の水ボトルの水は、食品衛生法の清涼飲料水の規格基準が適用されるが、ウォーターサーバーから供給される水については、適用されない。」と書かれています。
つまり、出荷時の水が安全なものである事に加えて、ウォーターサーバー機器の衛生環境を一定水準以上に保てるようメンテナンスしていく必要があるという事になります。メンテナンスに関しては次項でもう少し詳しく触れてみたいと思います。
Copyright © ウォーターサーバー比較.website. All Rights Reserved.